Ichirin

山梨──日本が誇る“宝石の街”

富士山のふもとに広がる山梨県。自然の美しさに囲まれたこの地は、実は“宝石の街”としても知られています。

甲府を中心に広がるジュエリーの産地では、100年以上前から宝石を磨き続けてきた歴史があります。

山梨は国内の宝石加工品のおよそ3分の1以上を生産しており、地元で採れた水晶をルーツに、やがて世界中から集められた原石がこの地に集まり、職人たちの手によって命を吹き込まれていく——。

一つひとつ丁寧に磨かれた宝石は、大地の恵みと手仕事が出会って生まれた、小さな奇跡のように美しい。

熟練の技が今も息づき、繊細で高品質なカット技術は世界からも高く評価されています。

私たちのジュエリーは、全て山梨で製作されています。

山梨の澄んだ空気と豊かな風土に育まれた、職人たちの真摯な感性が生み出した美しい作品。

石にはそれぞれ個性があり、一つとして同じものはありません。石のそれぞれの表情を見つけ、一番美しく見えるところを探します。さらに宝石研磨士の優れた技術によってアレンジされたカットが施され、石の個性が生かされるように仕立てられています。

そもそものきっかけは、デザイナーが恵比寿にあるコンテンポラリージュエリーのギャラリーで勤めていた時に、交流のあった山梨屈指の職人さんの技術に惚れ込んだことでした。見た事のないような原石の山も、磨いている途中の石も、完成したルースもそれだけで一つの作品として成り立つ素晴らしさでした。石はカッティングのデザインで見え方が全く変わってきます。その磨かれた石の魅力を最大限に引き立てるように、余計な要素は入れないミニマルなデザインの指輪に仕上げました。

その一つ一つが、あなたの手元で新たな物語を紡ぎ出すことを願い製作しています。

まずは、第一弾。

今後は、一緒に組み合わせられる地金のシリーズや、また別のジュエリーを発表していきます。